ふと思い出す最後の受験シーズン
涙から始まって、合格の実感なく終わった一年
受験と失恋のダブルパンチ
信頼してる人にたまに電話して話聞いてもらって、普段は泣きじゃくる毎日
絶望だった
こんなにも苦しいことってあるんだってくらい、息をするのもきつくなって、人として大事な感情がなくなったみたいで、抜け殻で、ただただラストチャンスにかけて日々の勉強のノルマをこなしていってた
6月くらいまでは家に帰ったら部屋の電気を消して泣きじゃくって好きだった人のことを思い浮かべてた
合格したら会いたいなとか思ってたけど、今では会わなくて良かったんだと言い聞かせてる
思えば振られてから半年くらい毎日泣いてた
涙って枯れないんだなって思った
今でもよく生きてたなと思うくらい、あの頃は毎日生きるのが辛くて、未来に希望なんてないと思ってた
忘れるのにも会わなくなってから3年半かかった
人と関わるのがめんどくさくなった時期もあった
人の感情に振り回されるのがいやになった
自分の感情にも振り回されたくなくていろんな人に距離を置いた
どんどん自分の殻にとじこもっていっていつしか人に心を開けなくなってた
この一年の収穫といえば志望の学部に合格できたこと
直前まで気持ち的にも試験の感触的にももうムリだと思ってて、合格なんてするわけない、全てをかけたけどこんなに頑張っても受からないのなら仕方ない、違う学部に行こうと心に決めてた時に転がり込んできた合格通知
今でもその瞬間を覚えている
親のほっとした表情、実感のわかない自分
恩師に合格の報告したこと
合格してから何をしていいかわからなくなったこと
久しぶりの春を感じれたこと
あの頃の自分に伝えたい
明るい未来が必ず来るから前向きに生きることを諦めないで
暗闇からはいつか必ず抜け出せるからもがき続けてみて
いやなこともたくさん経験するけど、その痛みを忘れないで
苦しみばっかりためこまないで
抱えきれなくなって爆発しちゃうから
もっと人を頼っていいんだよ
臆病にならなくていいんだよ
深い心の傷でも少しずつ癒されていくから